内的自己対話―川の畔のささめごと

日々考えていることをフランスから発信しています。

2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

生成する生命の哲学 ― フランス現象学の鏡に映された西田哲学 第四章(十七)

2. 2. 1 〈可視性 visibilité〉(2) 視覚・触覚は、ある見えるもの・ある触れうるものが、自らもその一部をなしている見えるものすべて・触れうるものすべてに対して向き直るときに生じる。あるいは、自らがそれらに取り巻かれていることに気づくときに、あ…